体脂肪14%まで落とした、残業45時間ゲームプランナーのリアル数字
残業45時間/月のゲームプランナーが、6年8ヶ月・176件の体組成計データから語る、社会人にとって「最も余裕がある数字」の話。最高16.4%・最低8.0%・現在14.0%、3つの点から線を引く。
体脂肪14%は、最強の数字じゃない。
私が6年8ヶ月、同じ体組成計に乗り続けて出した結論は、それだった。 176件の記録のうち、最高は16.4%、最低は8.0%、そして今は14.0%前後で安定している。
この記事は、その176件の中から、残業45時間で働く社会人にとって「最も余裕がある数字」が、なぜ14%だったのかをデータで書いたものだ。
結論:14%は「最強」ではなく「最も余裕がある」
最初に結論から書く。
- 8.0%は、数字の上では最強だった。 でも、月1ペースで風邪を引いていた
- 14.0%は、数字の上では平凡だ。 でも、生活のパフォーマンスが一番安定している
- 数字を「点」で見ると最強を狙いたくなる。「線」で見ると、自分にとって最もバランスが取れる場所が見えてくる
私のデータでは、その場所が14%だった。 あなたの場所は違うかもしれない。だからこの記事は「14%にしろ」ではなく、「線で見る側に回ろう」という話だ。
何を測ったか:6年8ヶ月、同じ体組成計
データの前提を先に書く。
- 計測機器:会社の別の階に入っているチェーンジムの体組成計(同じ機械)
- 計測タイミング:平日昼休みのトレーニング前
- 期間:2019年8月〜2026年4月(約6年8ヶ月)
- 件数:176件
毎週、同じ機械・同じ条件で測ると、数字のブレが「測り方の違い」ではなく「体の変化」として読める。 これが、社会人が体組成計と付き合うときの最初のルールだと考えている。
なお、2019年10月から2022年10月までの約3年間は、コロナでジムを休会していたため記録が飛んでいる。
数字の推移(3つの点)
176件のうち、ターニングポイントになった3点を抜き出す。
| 日付 | 体重 | 体脂肪率 | 筋肉量 | 脂肪量 | BMI |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022-11-02 | 59.7kg | 16.4%(最高値) | — | — | — |
| 2023-09-01 | 58.6kg | 8.0%(最低値) | 51.1kg | 4.7kg | 20.8 |
| 2026-04-28 | — | 14.0%(現在) | — | — | — |
「最高 → 最低 → 現在」の3点を線で結ぶと、自分の体がどこを通って今ここにいるかが見える。 急降下したあとゆっくり戻っているU字型だ。 そして、戻すのに14ヶ月かかっている。
ここから読み取れる4つのこと
1. 「最低値」は最強の数字ではない
8.0%まで絞った時期、数字の上では最強だった。 でも、体は別のことを言っていた。
- 月1ペースで風邪を引いた
- 夏の終わりから秋冬は、ずっと少し寒かった
- 普段の生活のパフォーマンスが落ちた
「体脂肪率が低すぎると、体は飢餓状態として扱う」という話を後から知った。 免疫や生殖機能が後回しになる、というやつだ。8.0%の自分に起きていたのは、たぶんそれだ。
数字は最強でも、生活は最弱に近い状態だった。 「最低値=最強」だと思っていた頃の自分に、データを見せて止めたい気持ちがある。
2. 数字は、数週間遅れて動く
176件のログを残業の波と並べて見ると、面白いことが見えてきた。
残業が増えた月は、その月のうちに数字が動くわけじゃない。 食事や睡眠の質が落ちて、その2〜3週間後に体脂肪率が動く。
つまり、体組成計の数字は「今日の食事・運動の結果」ではなく、数週間前の生活の合計だ。 これがわかると、目の前の数字に一喜一憂しなくなる。
3. 「戻す」のは「絞る」より時間がかかる
8.0%(2023年9月)から14.1%(2024年11月)まで戻すのに、14ヶ月かかった。 月平均で0.4〜0.5%ずつ。じれったいくらい、ゆっくりだ。
戻すのに時間がかかった理由は、焦って食事を増やすとリバウンドするからだ。 体は一度「飢餓モード」に入ると、出てくるのに時間がかかる。
私がやったのは、小さく食事を増やしながら、BIG3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの3種目)は維持する、それだけだった。 派手なことはしないのが正解だった、という話だ。
4. 「数字」だけで判断しない
体組成計の数字が良くても、生活のパフォーマンスが落ちていたら、それは行きすぎている合図だ。 数字が平凡でも、生活がちゃんと回っているなら、それが「自分にとって余裕がある数字」だ。
私の場合、8.0%の頃は数字としては理想に見えるのに、月1で風邪を引いて、休日も活動量が落ちていた。 14%に戻してからは、数字としては平凡なのに、年に1〜2回しか体調を崩さなくなり、平日も休日もちゃんと動けている。
数字と生活の答え合わせを6年8ヶ月続けた結果が、私にとっての14%だった。
あなたが今日からできる3つのこと
ここまでは私のデータの話だ。ここからは、あなたの番。
- 体組成計を「測る習慣」にする:毎週同じ曜日・同じ時間(推奨:平日昼休み)。トレーニング前に測る
- 数字だけで判断しない:3週連続で「数字は良いのに生活が崩れている」なら、絞りすぎているサイン
- 3〜4週間続けて、初めて『自分の数字』が見える:1回の計測では何もわからない
体組成計は、1回乗って終わりじゃない。 自分のデータが線になるまで、毎週通う。 数字が動かない週も、それ自体がデータだ。
よくある質問(FAQ)
Q. 私もやれば、同じ14%になる?
A. 個人差がある。あなたにとって「最も余裕がある数字」は、12%かもしれないし、16%かもしれない。 176件のデータは、あくまで私の体の話だ。あなたの体は、あなたが測ってほしい。
Q. 体脂肪率を下げるには、どこから始める?
A. まず、体組成計に乗る習慣を作るのが先だ。 落とすかどうかは、3〜4週間ログを取ってから決める。 「自分の今の数字」がわからないまま絞り始めると、行き先がわからなくなる。
Q. 残業が多い月でも、数字は維持できる?
A. 維持はできる。私は今も維持している。 ただし、数字は2〜3週間遅れて動くので、残業が続いた月は、その後に数字がブレることを前提に組む。 平日昼休みのトレーニングを死守できれば、大きくは動かない。
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176件のデータは、これからこのブログでも少しずつ公開していく。 最新の数字は X(@zangyo_ts)でも投稿している。 アカウント名は「残業しながら体脂肪率14%」。今日もそこにいる。
あなたの正解は、たぶん私とは違う。 でも、測らないと何も始まらない。 今週、まず1回、体組成計に乗ってみてほしい。
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